
大前研一 DX革命
内容紹介
有力各社のDX(デジタルトランスフォーメーション)への対応事例とポイントがこの1冊でわかる!
未曽有のコロナ危機を乗り切るには、あらゆる企業が規模や業種の違いを乗り越えて、DX(デジタルトランスフォーメーション)に全社を挙げて取り組む必要があります。
大前研一氏をはじめ、今話題のワークマンなどDX先進企業5社の担当者が、デジタルテクノロジーをどのように自社に取り入れているかのポイントを解説します。
〈はじめに〉
これからの時代、「夢よ、もう一度」とばかりに20世紀の成功体験を追い求めるしかできない企業は、ものすごい勢いで淘汰されていくだろう。具体的にいうと、先端テクノロジーを使いこなすディスラプター(破壊的イノベーター)に食い物にされ、下手をすれば業界もろとも消滅させられてしまうのだ。
それが嫌なら、方法はただひとつだ。今すぐDXを、全社を挙げて進めていくしかない。
読者の中には、DXと、従来の「IT革命」や「デジタル革命」の違いがわからない人もいるだろう。
DXとは、単にITやデジタル技術を取り入れるといった単純なことではない。
「デジタルテクノロジーを用いて、21世紀型企業に変革を図る」
これこそがDXの本質なのである。
それには、経営者自身が先頭に立って、デジタル化と企業変革にコミットすることが必要なのはいうまでもない。「デジタルのことはよくわからないから」とCDO(最高デジタル責任者)に丸投げするようではダメなのだ。経営者がまず自分を変革し、そのうえで会社の変革を主導するようでなければ、絶対にうまくいかないのである。
また、自社がDXを進める過程で蓄積したノウハウを商品化して販売するといった、新たなビジネスの可能性も生まれる。その一方で、DXの推進によって不要になった、それまで間接業務を行っていたホワイトカラーのような人材を、どの分野でどうやって戦力化していくかといった問題も出てくる。
そういったDX導入によって創出される、様々なビジネスチャンス、さらにDXで発生するであろう課題とその解決方法についても、本書で取り上げていく。実際にDXを取り入れて成功している企業の事例も紹介していくので、ぜひ参考にしてほしい。
【目次より】
第一章
DX革命を成功に導く方法 大前研一
第二章
ワークマンがデータ経営で描いた新業態戦略 ワークマン専務取締役 土屋哲雄
第三章
企業における情報システム改革からIoT、DXへの取り組み ヤンマー元取締役CIO 矢島孝應
第四章
継続利用率99.5%、5年で3万社が登録した「SmartHR」事業 SmartHR代表取締役CEO 宮田昇始
第五章
「スマートコンストラクション」で実現する建設産業のDX 小松製作所 執行役員 四家千佳史
第六章
経営トップが自ら取り組む、アパレル産業のDX事例 ストライプデパートメント代表取締役社長 佐藤満
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