
大前研一 世界の潮流2020~21
内容紹介
2時間でわかる
世界の政治・経済・産業動向の決定版。
コロナ・ウイルス後の世界にも言及!!
◎累計7万部超『世界の潮流』シリーズ
◎2020〜21年の世界を分析した渾身作
◎現代を俯瞰できる用語解説付き
◎就職・転職にも役立つ
マッキンゼー伝説のコンサルタント
で「帝王」として名を馳せた
大前研一氏の1日は、毎朝4時に始まります。
NHK「ワールドニュース」を観て、
世界の動向に想いを馳せるのが大前氏の日課
です。またiPadで、膨大な世界のニュースを
収集し、分析し、アウトプットとして残します。
論文でブレグジッドの危険性をいち早く警告し、
それを読んだイギリス本国のBBCから
取材を受けるなど、大前研一氏の視点は、
世界に向けられています。
大前氏の緻密に分析された情報は、雑誌や書籍、
WEB等で発信されていますが、これらの
エッセンスが詰まったのが、この本です。
主に論じるテーマは以下の通りです。
日本→安倍政権の「残念な政策」ワースト5
アメリカ→世界に広がるトランプ・ベノムの影響
中国→新帝国主義とアジアインフラ投資銀行
欧州→ブレグジッド後のイギリスと日本の関係
コロナ・ショック後に大きく変わる
世界の最新情報がわかります。
まえがき
第一章 世界経済の動向―日本化=低欲望化する世界
第二章 世界情勢の動向―分断される世界
第三章 二一世紀のあるべき姿―「分断」から「連帯」へ
第四章 日本の動向-劣等感の塊になってしまった日本
第五章 日本はどうすればいいのか
あとがき
【contents】
まえがき
第一章
世界経済の動向─日本化=低欲望化する世界
はっきり下向き傾向を示す世界経済
世界的に高まる政治リスク
1.米中覇権争い
2.香港問題
3.不安定化する中東情勢
4.英国のEU離脱問題
5.拡大するポピュリズム
拡大する中国の影響力
中国の新帝国主義とアジアインフラ投資銀行
世界中で起こる金利引き下げと金融緩和
MMTの正当性はない
世界中で悪化する上場企業の業績
純利益を大幅に伸ばしたのは、圧倒的に中国企業
世界的な流れの自動車産業の凋落
実体経済を正確に反映していない世界の株式市場
世界的なカネ余りで伸びるベンチャー企業の資金調達額
第二章
世界情勢の動向─分断される世界
「自国第一主義」と「ポピュリズム」で衆愚政治が拡大する世界
三権分立が危うい米国の民主主義
トランプ大統領は中央銀行の政策にも介入
世界に広がるトランプ・ベノムの影響
イギリスでは保守党が大勝し、ブレグジットが決定
大きく躍進したスコットランド国民党
ブレグジットが、日本に及ぼす影響
EUの盟主ドイツとドイツ国内の動向
フランスのマクロン大統領とフランス国内の動向
EUと欧州の論点
1.ブレグジット
2.デジタル課税
3.NATO
4.欧州議会内のEU懐疑派が躍進
5.温暖化ガスゼロ
6.EU新規加盟の承認問題
中国の経済規模と経済成長の要因
アメリカが行う中国における「人権問題の内政干渉」
中国の問題を解決する方法である「中華連邦構想」
第三章
二一世紀の世界のあるべき姿─「分断」から「連帯」へ
機能不全に陥っている国際会議と国際機関
ブラジル「アマゾン火災」問題と「パリ協定」を巡る対立状況
グローバルIT企業と「デジタル課税」
基軸通貨としての米ドルの問題点
デジタル通貨、国際決済システム構築の動き
世界の「連携」「協調」への道筋
第四章
日本の動向─劣等感の塊になってしまった日本
偉大な首相として国民に記憶される人の共通点
安倍政権の「残念な政策」ワースト五
ワースト一位、アベノミクス
ワースト二位、外交政策
ワースト三位、働き改革
ワースト四位、地方創生とふるさと納税
ワースト五位、マイナンバー
劣等感の塊になった日本
日本は確実に静かな死を迎えようとしている
円の価値を高めて、資産の購買力を上げよ
四〇〇〇年の歴史をもつ中国経済の底力
クオリティ国家を目指せ
「二一世紀における新しい繁栄の方程式」
第五章
二〇二〇年、日本はどうすればよいのか?
二〇二〇年における日本最大の問題
答えがない時代の教育のあり方
クオリティ国家の教育システム
これからの日本の教育システムの方向性
外国人労働者を頼るしかない
「ワンチーム」という発想
外国人労働者が活躍できるための仕組み
あとがき