

「老後不安不況」を吹き飛ばせ! 「失われた25年」の正体と具体的処方箋
内容紹介
老いも若きも老後や将来が不安でたまらないから、お金を貯め込む。人々がお金を使わないから景気はどんどん悪くなり、さらに不安が募る。つまり、日本経済長期低迷の正体は、「老後(将来)不安不況」なのだ。その証拠に、この25年間で日本の個人金融資産は700兆円も増えた。
これは裏を返せば、老後不安さえ解消できれば、国民は安心してお金を消費に回すようになるということだ。そうすれば、経済も一気に活性化する。なにしろこの国には、1700兆円もの個人金融資産があるのだ。そのわずか1%が市場に出てきただけでも17兆円、GDP3%分を上回る経済効果が期待できる。だから政府は、その一点に全力を集中させるべきなのだ──。
そう主張する著者が、国民の老後不安を払拭し、日本経済を再浮上させる具体策を示す。あわせて、お金の不安が消えるマネー&ライフプランの立て方も指南。
「アベノミクスがうまくいっていないのはわかるけど、それに代わるものもないか ら……」とあきらめている読者こそ必読。日本と自分の未来に希望が湧く一冊。
【主な項目】
◎アベノミクスの〝六本の矢〟がすべて失敗した理由
◎日本の個人金融資産は25年間で700兆円も増加
◎「老後・将来不安」の払しょくこそが最高の景気刺激策
◎高齢者を駆動力とする成長戦略
◎高齢者の気持ち一つで、国の借金は返せる
◎「資産税」と「付加価値税」だけにする税制改革を
◎「バランスシート」をつくれば、お金の不安は消える
◎国と心中しないためのマネー&ライフプラン
【目次】
第1章【問題提起編】「老後・将来不安」こそが、日本経済長期低迷の根本原因だ
第2章【問題解決編1 政府】老後不安を払しょくするために、政府は何をすべきか
第3章【問題解決編2 個人】国が滅んでも、こうすれば個人は不安なく生きられる